自己啓発本は、現状を変えたいけど、何から始めていいか分からない・・そんな時に頼りたくなるものですが
読んでいる時は、モチベーションも上がり「人生は、いくらでも変えることができる!」と
成功した自分を想像しては、ワクワクしてきますよね。
私も仕事を辞めたくなった時や自分を変えたい時に、自己啓発本ばかり読んでいた時期がありました。
でも・・行動できず月日は流れ、また違う自己啓発本を読むの繰り返し
結局、何も変わらないまま、ただ意識が高いだけの頭でっかちになっていくだけでした。
本を読んでも行動しない人は9割以上と言われるくらい、ほとんどの人は行動に移しません。
だから世の中には、行動力がある人が勝てるようになっています。
自己啓発本は効果ないと分かっていても、今度こそ変われるかも?と期待してまた読んでしまう
それなのに、なぜ行動できないのか?変われないままなのか?
そこでこの記事では
1.自己啓発本に、はまってしまう理由
2.分かっていても行動できない心理
3.行動するための一番重要なもの
を解説します。
これで、自己啓発本を読んでも今まで効果なく、変われなかった自分から、行動したくなる自分に変わっていけます。
自己啓発本にはまってしまうのは意識の問題だった
自己啓発本にはまってしまう理由は、読んでいる時は成功者へと意識が移動して高揚感を得られるからです。
例えば、恋愛映画を観ると自分も恋をしているような気分になりドキドキしたり
かっこいいヒーロー映画を観ると、映画館を出るときは自分も強くなった気になりますが
これは主人公に意識が移動しているからです。
数日たち、いつもの自分に戻ってしまうのは、その方が心が安定するからです。
自己啓発本を読むと、成功者の体験談や知識を得て、知らない世界を知ることで選択肢も増えます。
たった一冊の本で、人生が変わることだってあります。
それなのに、まだ行動してないのに、またワクワクしたくて、新しい本を読み高揚感を得ようとします。
これはただ、自己啓発中毒になっているだけかもしれません。
やがて本だけでは物足りなくなり、セミナーを受けに行くようになり、それが高額セミナーだとなおさら価値を感じます。
でもこれはただ、インプットすることに「快」を感じているだけです。
そのうち、この講師では変われなかったからまた違う講師のセミナーへと、誰かに依存するようになっていきます。
自己啓発を学んでいる間は、自分が行動しなくても高揚感が得られることで、ますますはまっていきます。
行動することに「快」を感じないと結局、何も変わりません。
・自己啓発本を読んでワクワクするのは、成功者に意識が移動しているだけ
・インプットすることに「快」を感じ満足できるので、はまってしまう
・行動することに「快」を感じないと結局何も変わらないまま
では、なぜこれだけ変わりたい気持ちはあるのに、人は行動できないのでしょうか。
自己啓発本を読んでも行動できない理由
人が新しいことへ行動できないのは、現状維持する力が強いからです。
人には防衛本能があり、今の状態が安全だと思っているため、行動しようとしても現状維持する力に引っ張られてしまいます。
これを「ホメオスタシス(恒常性)」といいます。
詳しくはこちら「行動に移せない心理へ」
では、新しいことにチャレンジしたい時は、どうやって意識し続ければいいのか。
目的がないと行動は長続きしない
意識し続けるために重要なことは「目的」をもつことです。
人は明確な「目的」がないと行動できず、できたとしても長続きしません。
例えば「仕事で成功してお金持ちになりたい!」と、思っていても「別に贅沢しなければ今のままでもいいか・・」と行動しなくてもいい理由を探しだします。
お金も仕事もただの手段で、その先の目的がないことで挫折しやすくなります。
目的の見つけ方詳細はこちら「やりたい仕事が分からないのは探す順番が違ったから【適職の探し方】へ」

「どうありたいか(目的)」がないまま、「どうやるか(手段)」だけ探しても結局、満たされないままになってしまいます。
自分の目的を見つけるには、「自分の価値観」を知ることで、心が満たされ自然と行動できる人になってきます。
目的が分かり、そのための手段(仕事)を具体的に見つける方法はこちらの記事へ「自分に合った仕事、働き方を見つける方法
