この記事は、私がまだ独身で実家暮らしだった頃
何度も転職を繰り返し、親に「また、会社辞めた・・」とは言えず
エア出勤してた体験談です。
今は結婚し、子供も大きくなりましたが
今だから分かる、親の立場からも合わせて書きたいと思います。
結論からいうと、振り返ればエア出勤している時間はとても貴重でした。
長い人生、そんな時間があってもいいと思います。
だって、あの消えてしまいたいと思うくらい、つらい時期があったからこそ
今、自分の好きなことを仕事して、くだらない人間関係とは無縁の生活ができています。
今、エア出勤している人、これからそうなるかもしれない人
もう限界だと思う人ほど
「あなたの行く道はそっちじゃないよ」
というお知らせなのかもしれませんね。
エア出勤とは、仕事に行くふりをして、公園や図書館で時間をつぶすことです。
まず、エア出勤をすでにしている、これからそうなるかも‥
という人のために、エア出勤で時間のつぶし方から紹介します。
(けして、すすめてるわけではないですが・・
エア出勤で時間をつぶす方法
会社を辞めたのに、朝は今まで通り仕事に行くふりして
「さぁ、今日1日なにしよう・・」と途方もなく、長い時間との戦いが始まります。
そんな時の時間の過ごし方のメリット、デメリットを紹介します。
公園へのエア出勤
〇 リラックスできるし、お金もかからない
× 知り合いや近所の人に見つかったらと不安
× 暑さ寒さはしのげない
公園で楽しそうに遊んでいる子供たちの姿を見て「なんで私はこうなったんだと・・」とへこむこともあります。
図書館でのエア出勤
〇 本を読んで知識を深められる
〇 暑さ、寒さをしのげる
× 本に興味ない人には苦痛
× のんびり本を読んでる人たちを見て嫌になる
私は図書館で過ごす時間が長かったですが、平日の昼間から読書している高齢者の方を見て
私も何もかも終わらせて「早くおばあちゃんになりたい」と、思ってました(笑)
追い詰めらた自分と、のんびり過ごす人を比べてしまうことで、けっこうメンタルにはきます。
ネットカフェへエア出勤
〇 快適な空間でのんびりできる
× お金がとける
ひとりの時間、ひとりの空間は最高なんですが、お金がかかるので毎日は続けられないですね。
ハローワークへのエア出勤
〇 少しは希望がもてる
〇 まだエネルギーが残ってる証拠で前向きになれる
× 毎日通ったところで、変化なし
× 1日は過ごせない
今はネットでも求人は見られるので、特に毎日通う意味はないかなと思います。
職業訓練校へのエア出勤
今すぐ仕事は決まらないけど、今後のために通うにはおすすめ
多少なり、お金も入る場合もあります。
〇 職業訓練が決まれば、堂々と会社を辞めたことも伝えられる
× 職業訓練が決まるまで時間かかかる(条件もある
収入が減るので、生活かかっている人にはきついかも
くわしくは、厚生労働省のハロートレーニング(公共職業訓練、求職者支援訓練)へ
では、次にエア出勤がバレた時の対処方法を紹介します。
意外とエア出勤がバレてないと思っているのは、自分だけかもしれません。
エア出勤がバレた時の対処法
正直に話してラクになる。
結局、これしかないんです。
いやいや、それができないから苦労してんだよって話ですが
エア出勤して「親など家族にバレない?」とオドオドして過ごすのもつらいですよね。
私も親の立場になって分かりますが、はっきりいってバレてます。
人には、非言語コミュニケーションといって
言葉にはしないけど、態度、行動、表情などによって伝わることはあります。
私の親も、何も言われなかったけど、バレてたと思います。
会社に行ってた頃は、たまにお弁当を作ってくれる時がありました。
それがだんだんと、毎日作ってくれるようになって
お金がないってことまで、バレていたんだろうなと
「あんた会社言ってないでしょ!」と、ストレートに言わないのも親の愛情
私も親となり、子供が帰ってきた瞬間
「何かあったかな・・」って、けっこう分かるものです。
なぜ、親や家族は怒るのか?
子供のことを心配してもありますが、親は、自分も安心していたいからです。
親は、子供が毎日学校や仕事に行っているという「安心」がほしいのです。
会社を辞めたと言われたら、また心配な毎日が続きます。
「なんで辞めたのよ!」
「早く次の仕事見つけなさい!」
って言ってくるの親自身が安心したいっていう、感情的な言葉でもあるでしょう。
で、あなたは「そんなこと、分かっているよ!」と感情的に返す
お互い、イライラモヤモヤして、良いことないですよね。
では、どう伝えたらいいのか?
親や家族に伝える方法
親や家族にうるさく言われるのが嫌な人ほど、あなた自身が冷静になって話すことです。
つまり、淡々と話す。これです。
あなたが冷静に話すと、親や家族も冷静に聞いてくれます。
感情的になれば、親や家族も感情的にしか返ってきません。
他人(自分以外の人)は鏡です。
あなたの態度が、相手の態度
だから冷静に、つらいなら「つらい」と
助けてほしいなら「助けて」
疲れているなら「今はそっとしといてほしい」と
子供が反抗的な態度や何も言わないままでは
感情的に叱ることしかできません。
正直に話す。
親だから照れくさいのは分かります。
死ぬほど分かります。
でも、それを乗り越え、話すことでスッキリするだけでなく
焦って、間違った選択をしなくてすみます。
追い詰められている時は、余裕がなくなり深く物事を考えられません。
その結果、遠回りしてしまうことにも。
できれば「会社を辞めた」という事実だけでなく、
今後どうしたいか?も正直に話すことです。
「少し休みたい」
「自分のやりたいことをじっくり考えたい」など
伝えることで親や家族も安心できます。
それでも、親の考えを押し付けてくることもあると思いますが
あなたの人生です。
いくら親でも、できることは限られています。
だから、あなたの考えでこの先のことを決めていきましょう。
でないと、親の言う通りにして
もし、失敗したとしたら親や家族のせいにしてしまうかもしれません
もし、うまくいっても自信はつきません。
では、具体的にエア出勤生活から脱する方法を解説していきます。
大事なのは自己分析です。
エア出勤から脱出する方法
エア出勤は、いつまでも続けられることではありません。
私は1ヵ月くらいが限界でした。
最初の1ヵ月はまだお給料も入ります。
でも2ヵ月目からは、収入ゼロです。
貯金を使うにしても、次いつ仕事が決まるかも分からないので不安になりますよね。
そこで、エア出勤生活から脱出する方法を紹介します。
行動できない原因
早く次の仕事を決めないといけない
ってことくらいは本人が一番分かっているんです。
だからこそ、苦しい
なぜ、苦しいのか?
そこには「葛藤」があるからです。
葛藤とは、自分の中の二つの気持ちが引っ張り合いしている状態
例えば、「再就職したいけど、再就職できない」
これではブレーキとアクセルを同時に踏んでいるようなもので
エネルギーは使うけど、前には進めない状態です。
では、その葛藤の中身を見つけるにはどうしたらいいのか?
自己分析
葛藤の中身を探す方法は「なぜ」の質問を繰り返し、掘り下げていくことです。
例えば「就職活動したいのに、できない」
「なぜ、就職したい気持ちはあるのに、行動できないのか?」→「働きたくないから」→「なぜ働きたくないのか?」→「新しい世界が怖いから」→「なぜ怖いのか?」→「どんな人がいるか分からないから」→「なぜどんな人がいるか分からないと怖いのか?」→「人見知りだから」・・・と、「なぜ?」を使って答えをだしていきます。
そして、同じ答えが続いたり、もう答えが出てこない
となった時に
「じゃ私はどうしたい?」と考えます。
もし答えが「人と上手くコミュニケーションをとりたい」だとしたら
コミュニケーションの本を読むなどひとつひとつ行動することです。
これが「成長」です。
分かっていても動けない時って、何か葛藤、原因があるはずなんです。
その原因さえ分かれば改善策が分かります。
もし、人と関わるのに疲れていたら
極力、人と関わらない仕事に就くなど
今はいろいろな働き方があるので、選択肢を広げていきましょう。
良かったらこちらの記事も参考に「人と関わらない仕事の見つけ方」正社員への成功ステップ
自己分析は苦手な人は、あなたの本音を引き出してくれる「プロ」にお願いする方法もあります。
これを「コーチング」といいます。
くわしくは、コーチングとは?【コーチングを受けるための完全ガイド】へ
今なら無料体験もあります。
私もコーチングを受けたことをきっかけに、自分に合った働き方を見つけました。
つらい時こそ、自分を変えるチャンスです。
以上、私がエア出勤していた時の体験談でした。