やりたい仕事を見つけるのって意外と難しいものです。
その理由は、ほとんどの人には「心からやりたい仕事」が”ない”からなんです。
物事から「やりたい仕事」を見つけられる人は、ごくわずかな人だけ
それなのに“ない”ものを追い求め
いつまでたっても「やりたい仕事が分からない・・」とモヤモヤする日々
だからといって、やりたくない仕事をして
“給料日”や”週末”だけを楽しみに生きるのもつまらないもの
どうせ働くなら、少しでもやりたい仕事に近づけたいですよね。
そこでこの記事では
- やりたい仕事が分からない「根本原因」
- 適職を見つける「正しい手順」
を解説します。
「とりあえず何でも挑戦してみよう!」といった、ただの根性論ではありません。
まずは、自分自身のことを知ることです。
そんなの「知ってる」と思うかもしれませんが
「95%の人は自己認識ができていると思っているが、実際には10%~15%の人しか正しい自己認識をしていない」
アメリカの心理学者ターシャ・ユーリック氏
という研究結果もでています。
意識して自分のことを知るのは、仕事だけでなく「生き方」にも影響してきます。
自分理解で苦手な仕事から解放され、好きな仕事に就くことで、人生の質も上がっていきます。
やりたい仕事が分からない根本原因
やりたい仕事が分からないのは、「目的」もなく、いきなり「手段」から探すからです。
旅行で例えると
行先(目的地)も決めてないのに
「車で行くか?」
「飛行機で行くか?」
「どのルートが最短か?」
と、悩んでいるようなもの
目的地も決まってないのに行く方法(手段)だけ考えても、答えが出ないのは当然ですよね。
働く目的とは「あなたがどうありたいか(どうなりたいか)」を明確にすることです。
その目的のための手段のひとつに「仕事」があります。
つまり、仕事とは「手段」でしかないということです。
- 働く(仕事の)目的・・どうありたいか
- 手段・・仕事内容
例えば、きれいになって喜んでほしいから(目的)、美容師(手段)になった。
健康な人を増やしたい(目的)から、スポーツトレーナー(手段)になった。
でも、働く目的といってもそこまで仕事に対して「意識も高くないし・・」と思うかもしれません。
が、目的さえ明確になっていれば、選択への迷いや不安もなくなり、ブレることもなくなります。
では「働く目的」をどうやって探していけばいいのか?
自分の価値観を知る
働く目的を明確にするにはまず、「自分の価値観」を知ることです。
価値観とは
- 自分らしさを表すもの
- 大事にしていること
- 行動基準となるものなど
人が生き生きしている時は、価値観が尊重されている時です。
価値観の見つけ方
改めて自分の価値観を明確にするには、自分に質問を繰り返してみることです。
これをセルフコーチングといいます。
例えば
- あなたにとって仕事で大事なことはなんですか?
- 仕事がどうなると満足しますか?
- 何を一番避けたいですか?
- 許せないと感じることは何ですか?
など、自分に質問をすること(セルフコーチング)で、普段からなんとなく考えていたことを、言語化して整理していきます。
質問内容はいろいろありますが、究極の質問をひとつ紹介します。
価値観を知る「究極の質問」
イメージしてください。
あなたの人生最後の日、「どんな人」に「どんな言葉」をかけられたいですか?
この言葉をもらえた時こそ、あなたは心から満足できます。
価値観はけしてひとつではありません。
価値観の種類や数、組み合わせで「自分らしさ」が作られています。
自分の価値観に合わせて、仕事内容をしぼっていきましょう。
ちなみに私の場合は
価値観(大事にしていること)は「自分で考えること」
興味があることは「心に関すること」
働く目的は「人を笑顔にすること」
だから今は、フリーランスとして(自分で考えながら)web制作のほか
こうして心理学や自己啓発を勉強し、ブログなどを通して情報発信の仕事もしています。
自分の価値観を知り、働く目的を明確にして、それを叶える手段として仕事内容を選ぶことです。
働く目的が「ある人」と「ない人」の違い
同じ会社で同じ仕事をしていても、働く目的が「ある人」と「ない人」では見ている世界が違います。
例えば「人に喜んでもらうこと」という目的がある人なら
「どうすればもっとお客さんに喜ばれるだろう」
と、目的をベースに仕事に取り組むことができます。
反対に、目的もなく働いている人は
ゴールがないため、どこに意識を向ければいいか分かりません。
人によっては、同僚の行動、言動ばかり目につく人もいます。
例えば、同じ給料なのに「なんで私のほうがしんどい仕事なの?」
たいした手当もつかないのに「また残業だ・・」など
「なんで私ばっかり・・」と
我慢の積み重ねで、被害者意識も強くなるかもしれません。
そして、だんだんと「自分らしさ」を見失っていきます。
目的をベースに働く方が、充実した毎日が送れますよね。
毎日充実しているってことは、人生の質も上がってきます。
そのためにも、働く目的を明確にしましょう。
やりたい仕事の見つけ方「まとめ」
仕事は「手段」でしかありません。
だから仕事内容から絞っていくと、やりたい仕事がよけいに分からなくなります。
そのためにまず、自分の価値観(大事にしていることなど)を知り、「働く目的」を明確にしていきましょう。
働く目的に合わせて、仕事内容をしぼっていくことです。
- 自分の「価値観」を知る
- 価値観に合わせて「働く目的」を明確にする
- 目的に合わせて「仕事内容」を絞っていく
人生が旅だとするなら
一番行きたいと思う「目的地(どうありたいか)」を決め、そこにたどり着く手段のために「仕事内容を選ぶ」ということです。
自己分析が苦手な人へ
自己分析が苦手な人は「コーチング」という手法もあります。
コーチングとは簡単にいえば、コーチからの色々な質問に答えていくことで、自分の考えや本音を導きだしてくれる手法のことです。
コーチは話を聞くプロです。
いろいろな角度からの質問によって、あなたの中に眠っていた想いや本音に気づくこともあります。
私もコーチングを受けたことがきっかけで
今はフリーランスとして好きなことを仕事にしています。
くわしくは【コーチングを受けた体験談】転職をくり返す原因と適職が分かり収入3倍へ
コーチングを受けてみたい方はこちらへオンライン可のおすすめ3社【無料体験もあり】
