「もしかして、私……上司のこと好きかも…」
そんなふうに
ドキッとしたこと
ありませんか?
一緒にいる時間も長く
同じ目標に向かっていることで
絆もできます。
でも上司を想う気持ちって、
本当に“恋心”なのでしょうか?
私は20代の頃に
「上司のこと好きかも?」
と思ったことが何度かありました。
結婚してからは
パートでも働きましたが
そんな感情が生まれることもありました。
「あれ?私って恋多き女!?」
なんて思うこともあったけど
今振り返ると
上司を想う気持ちは恋心ではなく
ただ自分を認めてほしかった。
という願いだったかもしれません。
上司が気になる理由
上司を好きになっていく過程を整理してみると
会社で辛い仕事をこなしている
(辛い状況に耐えている)
↓
なぜ、私は
こんなに頑張らないといけないの?
↓
上司に認めてほしい
褒めてほしいから?
↓
なんで
認めてほしいのだろう?
↓
上司のこと好きだから?
と、上司に認めてほしい承認欲求と
恋愛感情が混ざってしまうこともあります。
上司でなくても先輩やコーチ、先生など
指導者を好きになりやすい人は
この心理が働く場合があります。
これを認知的不協和といいます。
認知的不協和とは、
人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、
またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語引用元「認知的不協和とは」ウェキペディアより
人は自分の中の違和感を
なくそうとするため
自身の態度や行動を
変更すると考えられてます。
簡単にいえば
心の中にある「矛盾を解消」
しようとしてるってこと
例えば
付き合ってない、
ただの友人関係の男性から
毎日同じ時間にLINEがきていたのに
急にこなくなったら気になりますよね。
そのモヤモヤを解消するため
「もしかしたら、
私はあの人のこと
好きになっていたのかな?」
と思い始めることで
自分の中のモヤモヤを
消そうとします。
上司を好きになるのも
仕事辛い→認めてほしい→好きだから
という流れになってるかも
だから
厳しいことを言われると落ち込み
少しでも褒められると舞い上がる
上司にもっと認められたい
気づけば
そんな感情ばかりがふくらんでいく
上司が
こっちを見てくれてない時は
無理やり悩み事を作り
元気がないふりして
かまってもらおうとしたり(笑)
上司を想う気持ちは
ただ単に
「ちゃんと評価されたい」
「自分を価値ある存在として見てほしい」
そんな承認欲求がベースに
あっただけかもしれない
でも、会社を辞めたとたん
気にならなくなったり
それどころか、
「なんで好きだったのかな」
と急に冷めていく
なんて経験もありました(笑)
上司に惹かれたのは
優しさや人柄だけでなく
“上司から認められること”
が、自分の存在価値を裏付けてくれる
そんな気がしていたのかもしれません。
つまり
欲しかったのは「自信」
恋愛感情だと勘違いしないために
上司をすぐ好きになったかも?
という勘違いをしないためには
自分で自分を認めること
これしかありません。
「自分のことを
他人に認めてもらおうとする前に
自分で自分を認めよう」
ってことですね。
20代、30代の若かった頃の私は
他人の評価がすべてでした。
自分の評価を“外”に求め続ける限り、
自分の心はずっと
不安定だった気がします。
まずは
「私はよくやってる」
と自分で思えること
なかなか自分で自分のことを
認められなかった時は
「今日もよく頑張った」
その一言でもじゅうぶん
そして
「私自身が私の味方でいよう」
と思えること。
その積み重ねが
他人との健全な距離感を
作ってくれたのだと思います。
悩んだ時は広い視野で考えてみる
そうすることで
目の前の上司に
一喜一憂している自分に
バカバカしく感じるかもしれません。
ってことで
今日はこのへんで
ぼちぼち生きましょう。