「なんであんなこと言われなきゃいけないの?」
「なんであの時、言い返せなかったんだろう…」
夜ベッドに入ってから
ふと今日あった嫌な出来事を思い出してしまう
ってことありませんか?
そしてその瞬間、
頭の中の引き出しが開く
「あ、そういえば、昔もあんなことがあったな…」
と、何年も前のことまで思い出して
どんどんイライラが広がっていく。
焦って寝ようとすればするほど
眠れなくなって、
「明日も朝早いのに…」
とまた不安が増していく。
こうして
『考えすぎて眠れない夜』のループが始まっていく
これって、
不安や怒りの感情が頭の中にあふれると、
思考が『過去の傷』まで探し始めてしまうから
特に夜は
感情のフィルターがむき出しになって
普段、押し込めていた思いがバァ―とふき出してくる。
余計なことしてくれるよね(笑)
そんな夜をどう解決したか?
今回はそんな話を書きます。
結論をいえば「癒し」と「許可」です。
眠れないのは弱いからじゃない
モヤモヤやイライラで眠れなくなるのは
けして心が弱いからではない
私は会社員やパートで働いていた頃
眠れない夜がありました。
結婚後は夫の家族との関係でふとした拍子に
「なんであんなこと言われなきゃいけなかったの?」
と急に思い出してイライラしたり
でも、そんな風に感情があふれてしまうのは
ただ弱いからじゃない
誰にでもある、自然な現象だと思います。
過去の記憶が、今のつらさに“共鳴”して
「そういえば、あの時も…」
「また私だけが…」
と、心の中にある
『古傷アルバム』が一斉に自動再生される。
そんな感覚でした。
じゃあ、いろいろ考えすぎて眠れない夜はどうすればいいのか?
考えすぎて眠れない時の対処法
私の場合は、こう思うようにしています。
「これは、昔の傷を癒すタイミングが来たんだな」
「もう手放していいよ」
という、心からの合図
だから私は、まず“癒し”をします。
声に出して、こう言ってあげるのです。
- あの時は本当につらかったよね
- よく耐えたね
- ほんとによく頑張った
- でももう、大丈夫
もし「大丈夫」って思えないときは
「なんとかなる、なんとかなる」
と声に出して言います。
大事なのは、無理に前向きになろうとしないこと。
夜中のイライラや不安の中で
「次は、どうしたらいいか」
なんて考えたところで
どうせ良いアイデアなんて浮かびません。
それどころか、古傷のアルバムがまた再生されるだけ
だから私は、
モヤモヤする夜は“考えるのをやめて”
「なんとかなる」だけにしてます。
それでも考えてしまったら
また「なんとかなる」と言い続ける
この繰り返しで
少し落ち着いたら
自分に“許可”を出します。
過去の癒しとこれからの許可へ
心が落ち着いたら自分にこう言います。
- 私はもっと自分を大切にしていい
- 私は幸せになってもいい
- 私は優しい世界で生きていい
「○○していい」と、自分に言ってあげること。
過去の自分を癒し、労い、許可を出す
私は今、フリーランスですが
仕事で人間関係に悩むことは少なくなりました。
でも、家族との関係で眠れなくなることはたまにあります。
そんな時は、
- 私は自分を生きていい
- もう犠牲にはならない
と、自分に言い聞かせます。
母親、妻として
「私さえ我慢すれば」
と思っていた時期もありました。
でも、もう子どもも大きくなり
人生の後半戦。
今度は、私が私のために生きていい。
そう許可できるようになってから、
- 断れるようになった
- 人の期待に応えすぎないようになった
- 家族もそれぞれ“自分のことは自分で”やるようになった
少しずつ、自分を優先して生きられるようになってきました。
「自分を優先する=家族を大切にしない」じゃない。
そう認識を変えられたことで、
夜にモヤモヤして眠れないことも減ってきたのです。
モヤモヤして眠れない夜って、
「私はこうしたい」と心が叫び始めているサイン
だと思うんです。
「これ以上は無理」
「限界だ」
と、自分の本音があふれてきた時こそ
過去の自分を癒し、ねぎらい、そして“許可”を出してあげる。
それが、間違った思い込みや古い認識を手放す第一歩になります。
そして少しずつ、新しい自分に生まれ変わっていけるはずです。
ってことで
今日はこのへんで。
ぼちぼち生きましょう。