上司に認めてもらえないと「私の努力はムダなの?」
と仕事へのヤル気もなくなりますよね。
さらには、自分より仕事してない同僚が認められたりすることで
納得いかない場合だってあります。
そこでこの記事では
- 上司に認められないと感じる理由
- 頑張りすぎることが逆効果へ
- 上司に認められる解決策
を解説します。
認めてもらえない上司に支配されたままだと、モチベーションが下がるだけでなく、虚しくもなってきます。
まずは自分と向き合ってみること。
そして、上司のことをよく知ることで
上司に認められない・・と感じる、辛い毎日からも解放されていきます。
上司に認めてもらえないと感じる心理
人は誰でも他人に認めてほしいものです。
これだけのことをやったんだから、こう言ってほしい
と思うこともありますが
他人の感情や言動はコントロールできません。
それなのに今の上司は認めてくれない!
と思いこみが強くなっていくことで、さらに自分を追い込んでいきます。
その理由は、普段から「認めてくれない上司」と思っているせいで
上司の悪いところばかりに意識が向くからです。
これを「確証バイアス」といいます。
確証バイアスとは、仮説や信念を検証する際に、それを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと
引用元「ウィキペディア」より
つまり、上司の悪い情報ばかり集めては、あなた自身が疲れている状態です。
他人(上司)に認めてもらうことに期待しすぎると、いつまでもあなたの心は満たされないままです。
だから、いったん冷静になって自分と向き合う時間も作ってみましょう。
今の仕事は誰のためですか?
上司から認めてもらえないと思った時は「問題をすりかえてないか?」と自分を疑ってみることです。
アドラー心理学の「嫌われる勇気」からの引用になりますが
話がまったく通じない上司がいて、事あるごとに怒鳴りつけてくる
どんなに頑張っても認めてくれず、話さえまともに聞いてくれない
(中略)
しかし、その上司から認めてもらうことは、あなたが最優先で考えるべき「仕事」なのでしょうか?
仕事とは、社内の人間から気に入られることはないはずです。
「私の仕事が上手くいかないのは、私のことを認めてくれない上司のせいだ!」
「この上司さえいなければ、私はもっと仕事ができる。」
できない自分を認めたくないから「認めてくれない上司」を作り上げている
という内容の話ですが、具体的な対策として
「これは誰の課題なのか?」と考えましょう。
と「嫌われる勇気」には書かれています。
つまり「認める」「認めない」は上司の課題であって、あなたの課題ではないということです。
私もよくやってしまうのですが、自分の問題なのに他人のせいにすることがあります。
でも他人と、自分を分けて考える
これだけで、とてもシンプルな考え方ができ楽になってきます。
それでも「こんなに頑張っているのに!」と思ってしまう人は、
その中に「我慢」する感情が混ざっていませんか?
「我慢」はただの感情であって、行動ではありません。
我慢することと、行動することは別だと考えてみて下さい。
- 「認める」「認めない」は上司の課題であって、自分の課題ではない
- 「我慢」と「行動」は別に考えること
仕事を頑張りすぎることで逆効果になっている
上司に認めてほしくて、仕事を頑張りすぎることが逆効果になっている場合もあります。
上司にとったら、仕事で成果をだすあなたが「脅かす存在」になっているかもしれません。
だから、頑張れば頑張るほど認められない・・という結果に
あなただけ厳しく怒られたり、無視されるようになった時は、
仕事ができるあなたを排除しようとしている可能性もあります。
では、上司の評価が昇進や昇給に関わってくる場合はどうしたらいいのか?
上司に認めてもらうための行動
上司とのコミュニケーション能力をアップさせることです。
上司といっても人間です。
好き嫌いの感情や、気が合う合わない波長の問題もあります。
それをクリアするには「コミュニケーション」です。
といっても、媚びをうって無理に好かれる必要はありません。
まずは、上司のことを知ることです。
例えば
- 上司は何を大切にしている人なのか
- 上司が部下に求めていることは何か
- 普段の会話からどんな言葉をよく使うかなど
上司がどんな考えを持っている人なのか?を知ることがコミュニケーションにつながります。
上司が大切にしていること(価値観)を、あなたも大切にすることで信頼関係ができてきます。
上司の考え全て理解する必要はなく、こういう考えもあるんだなと知ることです。
そうすると上司を尊重でき、上司の自尊心も満たすことができます。
例えば、上司に報告する時は
「○○課長のアドバイスのおかげで、上手くいきました」と具体的な事実と感謝を伝えることです。
このたった一言でも、上司の感情は動くものです。
では、コミュニケーションがとれるとなぜ、評価につながるのか?さらに掘り下げていきます。
コミュニケーション能力が評価につながる理由
コミュニケーション能力がアップすると「ハロー効果」も関係してくるので、評価は高まります。
ハロー効果とは、ある対象を評価をする時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて、他の特徴についての評価が歪められる(認知バイアス)現象のこと。
例えば、外見の良い人が信頼できると感じてしまうことが挙げられる。
ハロー効果は、良い印象から肯定的な方向にも、悪い印象から否定的な方向にも動く
例えば、化粧品のCMにきれいな女優さんが出ているだけで、化粧品自体を高評価しやすい
という心理のことです。
同じ仕事ができる人でも、何を考えているかよく分からない無愛想な部下より
愛想よく話しかけてくる部下の方が、無意識に高評価しやすい。
これがハロー効果です。
上司は、仕事の能力だけで判断しているつもりでいます。
上司とのコミュニケーションも仕事のうちだと考え方を変えてると、あなたの行動も変わってきます。
あなたの行動(言動)が変われば、周りの反応も変わってきます。
以上、上司に認められない時の対策方法のお話でした。では。