職場に厳しい先輩や上司がいると、会社に行くのも怖くなってきますよね。
・口調がきつい
・すぐ感情的に怒る
・最初から完璧を求められるなど
私も入社したばかりの時、指導係の先輩が完璧主義で「教えたことは1回で覚えて!」と、メモすらとらせてもらえず
早く仕事を覚えたい気持ちがあっても、先にメンタルがやられ、会社に行くのもつらくなってきました。
上司、同僚に相談しても「それだけ期待されてるんじゃない?」と言われ、分かってもらえず
「やっぱり私が悪いのかな・・」と、自分を責めては自信をなくし、自分をどんどん追い込んでしまいます。
厳しく指導された方が成長できる人もいれば、委縮して何もできなくなってしまう人もいます。
そこでこの記事では
・厳しい先輩が怖いと感じたら仕事ができなくなる理由
・厳しい先輩のタイプとその対処方法
・厳しい先輩と対等になるには
について解説しています。
これを知ることで、厳しい先輩に怯えながら仕事をする環境から解放され、今より仕事に集中できる状態になっていきます。
厳しい先輩が怖いと仕事ができなくなる
職場の厳しい先輩が怖いと感じることで「委縮」して、仕事に集中できない状態になっていきます。
簡単にいえば、頭の中が目の前の仕事より、先輩のことでいっぱいになっている状態です。

人は、安心感がある環境で集中でき、あなたが持っている「本来の力」が働きだします。
相手のことが理解できない、原因が分からないことで、人は不安や恐怖を感じます。
病気だって原因が分からなければ、怖いですよね。
今の不安、怖さをなくすためにも、まずは先輩のことを知ることから始めてみましょう。
厳しい先輩の特徴とその対処方法
厳しい先輩って、味方にしてしまえば最強でもありますが
だからって、好かれようとして自分を押し殺してまで先輩を立てたり、媚びる必要はありません。
まずは相手のことを知り、その対処方法を知ることで余計な不安や感情をなくし、心に余裕を持たせることで、仕事に集中できます。
あなたに厳しい先輩はどんなタイプの人ですか?
ミスを許さない完璧主義な人
自分に厳しい人は、他人にも厳しいです。
ミスしてしまう自分が許せないから他人も許せません。
また、後輩のミスは自分のミスでもあると周りの評価を気にしている場合もあります。
完璧主義の人は、仕事で100%応えられたとしても、まだダメな部分を探してきます。
これではいくら頑張っても疲れてしまい、まるでゴールの見えないマラソンをしているようなもの。
だからって、先輩の性格は変えられないので、あなた自身の意識を変えてストレスを溜めないことです。
例えば、100%で応えようとするのではなく、自分の中で「70%できたら優秀だ!」と決め、自分の中で完結してしまいましょう。
あなたの意識を先輩ではなく、自分自身に向けることです。
指導、教育が自分の仕事だと思ってない人
後輩に仕事を教えることは、自分の仕事ではないと思っている人もいます。
仕事を教えながらやることで、作業が遅くなり面倒だと思っている場合もあります。
その先輩は入社した頃「丁寧に教えてもらえなかった」など理由があるかもしれませんね。
その場合は、あなたは悪くないので自分を責めないことです。
仕事を教えてもらっている「感謝」を伝えるだけで十分です。
感謝されて怒る人はいませんが、反応がなくても気にしてはいけません。
気分屋で感情が激しい人
日によって厳しい時もあれば、穏やかな日もある人は、自分の感情をコントロールできない未熟な人です。
先輩の立場を利用して、あなたに甘えているだけ
対処方法としては、自分の仕事はこなしつつ、それ以上は考えないことです。
きつい言い方をされてたら
「私の何がダメだったのか?」
「私が何かしたかな?」
など考えても、どうせ答えなんて出てきません。
それでもあなたに厳しい口調で怒られ続けた時は、丁寧に謝ってみましょう。
小さな声でボソボソと「すみません・・」というより、少し大きめな声で
「申し訳ございませんでした。」
「ご指導ありがとうございました。」
と、感情的になっている先輩に対して、冷静に大人の対応することです。
これはけっこう効果があります。
そして、それ以上は考えないことです。
やってはいけない対処法としては、先輩のご機嫌をとることは、自分自身をさらに追い込んでいくだけなのでやめておきましょう。
あなたのことを好きになるか、優しくするかは先輩の問題であって、あなたの問題ではないので切り離して考えましょう。
相手の言葉や冷たい態度をされると「私が何かしたかな・・」と考えすぎてしまう人は、こちらも参考に「どこの会社にいっても人間関係がうまくいかないのは自分が原因?

怖い先輩はずっと怖いままです!

厳しい先輩とコミュニケーションをとったり、前向きに対処して、それでもダメな時は
環境を変えた方が、幸せになれます。
というのも、社会人にとっては環境はとても大切だからです。
今いる環境によって、価値観が変わったり、成長できたりと
今後の人生も大きく変わってきます。
一度もってしまった苦手意識は、なかなか消えません。
いくら自分が頑張って仕事をしても、先輩が優しい人に変わるわけでもありません。
それは、過去を変えられないように、他人を変えることができないからです。
怖い先輩と対等の関係になるには
「私って、こんなに仕事ができなかったかな・・」と、自信をなくす前に、他の道も用意しておくことで、先輩とも(精神的に)対等に接することができます。
そのためにも、転職することも視野にいれておくことです。
今は、委縮して仕事に集中できず、本来持っている力が発揮されてないだけです。
人は居場所を間違えてしまうと、つらいものです。
私も、厳しい先輩からもっと早く逃げればよかったと後悔しました。
挨拶しても無視される日もあれば、機嫌よく世間話してくる日もあり、振り回されてばかり
だんだんと、自分が自分じゃない感覚になっていき、先輩の前では、滑舌も悪くなり、上手く話せなくなる時もありました。
辞めたいと思いながら会社を続けたところで、仕事への意欲がなくなり、残ったのは人への恐怖心だけでした。
心が病んでしまうと、回復するまで相当時間がかかります。
「もう職場の先輩が怖くて無理・・辞めたい・・」とまで思うなら、気力のあるうちに、次のステージに行く準備をしましょう!
自分のもっている「本来の力」を発揮するには、まず自分の強みを知り、それを活かせる仕事に就くことです。
会社の厳しい先輩のもとで、怖いと感じながら仕事を続けることで、怖い先輩ばかりに意識が向き、どうしても視野はせまくなってしまいます。
でも「働く場所はここだけじゃない!」とほんの少し行動をするだけで、選択肢も広がり、気持ちに余裕がでてきます。
[box06 title=”あわせて読みたい”]
・上司から無視されパワハラが原因で会社を辞めるのは逃げではなかった
・上司から目の敵にされる部下の特徴と攻撃してくる上司の心理とは
[/box06]