職場の上司から無視されることはパワハラになりますが
それでも認めてもらおうと仕事を頑張りすぎたり、でもその反面、上司が怖くて避けるようになったり
「もう会社を辞めたほうがいいのか・・」と迷いますよね。
でも、ここで逃げてしまうと、負けを認めてしまったようで悔しい気持ちにもなります。
私も職場の先輩から無視されるようになっても、必死に会社にしがみついた時期がありました。
その我慢が長ければ長いほど、復活できるまで相当な時間が必要になります。
だから、会社を辞めることは逃げではなく、これから先を考えた「戦略」のひとつだと割り切って、環境を変える選択もあります。
そこでこの記事では
1.上司に無視されて辞めることは逃げではない
2.今後、上司から無視されないための対策方法
を解説します。
実は、上司から無視されるまで関係が悪化すると、修復するのはとても難しくなります。
上司から無視されると改善は難しい
・挨拶しても私だけ無視される
・仕事の指示をだしてもらえない
・質問しても答えてもらえない
など上司から無視されるようなパワハラは、人事に訴えて助けを求めないと、自分だけ解決するにはとても難しい問題です。
自分だけが目の敵にされて、怒られるならまだ改善の可能性はゼロではありませんが
完全に無視されるということは「存在を否定」されているのと同じです。
ここまで上司との関係が悪化すると
・会社を退職するか
・転勤(異動)があるまで耐える
しかありません。
というのも、おそらく無視されるまでに上司の機嫌をとろうとしたり、仕事で成果を出そうとしたり、色々な努力をしてきたと思います。
それでも無視され苦痛を感じるなら、精神的に限界を超える前に、辞めることも選択肢に入れてみることです。
これからも続く長い会社員生活を考えると、評価されない環境で働き続けるほど、ムダなことはありません。
このまま耐え続けることで、どんどん自信もなくし、いざ転職しようと思った時には「無難にできそうな仕事」を選び失敗してしまいます。
そうならないためにも、次への準備は早いくらいが、ちょうどいいです。
でもまだ、今は無視される時もあるけど、注意されているだけだったり、怒られているなら、対策してみる方法もありますし、
転職するにしても、次の会社の上司とはいい関係になれるように、上司に無視されない対策を心がけてみてください。
上司から無視されない対策
上司から無視されたり、自分だけひどく怒られたりすると、上司に対して苦手意識をもち自然と距離をとってしまったり
認めてもらおうと、仕事を頑張りすぎてしまうことが、逆効果になることもあります。
そこで、上司から無視されないための3つの対策方法を紹介します。
1.上司から逃げない
「この上司怖いな・・苦手だな・・」と思うことで、自然と距離をとってしまったりと、コミュニケーションが極端に少なくなってしまいます。
さらに、苦手意識が態度にでて、上司の前で緊張したり、おどおどして表情が硬くなってしまうことで、
上司からしたら「やっぱりこいつは嫌なやつだ・・」と思われてしまいます。
人は、避けることで接触することがどんどん億劫になっていくので
普段からコミュニケーションをとり、上司として認めていることをアピールしましょう。
例えば、慕っていることを具体的な事実として伝えます。
「○○課長の××のおかげで、上手くできるようになりました。ありがとうございます」
と、上司の自尊心を満たすことです。
2.成果を出そうと必死にならない
上司に認めてほしくて仕事で成果を出そうとすることで、上司を脅かす存在になり、排除したくなる心理が働く場合もあります。
自分だけに厳しい、怒られるという場合は、特に注意が必要です。
この時も、上司のおかげで・・と「事実と感謝」を伝えることです。
3.上司以外の人を味方につける
上司から無視されたり嫌われることで、ほかの同僚にもだんだん圧力が伝わり、「関わらないほうがいいかも」と心理的に自分のことを守ろうとします。
そのため、上司だけでなくほかの同僚とも関係が悪化していきます。
私もそうでしたが、ここまでくると全員が敵に見えてしまいます。
上司だけでなく、同僚から避けられないようにするには、上司と仲がいい人とは、積極的にコミュニケーションをとることです。
上司だけでなく、周りから人間関係を築き固めていくことです。
コミュニケーションが苦手な人は、まずは「笑顔と挨拶」ここから始めてみましょう。
ここまで頑張って改善しようとしても、上司から無視される場合は、
辞めることも長い目でみれば「戦略」だと割り切って、次に進むことも視野に入れることです。
精神的に限界を超えてしまうと、今の辛い状況を変えるどころか、逃げ出す努力もしなくなってしまいます。
これを「学習性無力感」といいます。詳しくは「職場のいじめや嫌がらせで孤立してつらい、それでも我慢し続けた末路へ」
「どうせ何やってもムダだ・・」と思う心理から無気力になっていきます。
私も退職を決めるのが遅かったせいで、心が病んでしまい、新しい人間関係を築こうとしなくなったり、他人の親切すら疑ってしまうようになります。
そうなってしまう前に、逃げも戦略のひとつだと選択肢を広げていくことです。
「他人にどう思われるか?」よりも、「自分はどうしたいか?」と考えてみましょう。