会社に嫌いな人がいるだけで、毎日憂鬱になりますよね。
「あの人さえいなければ平和なのに・・」と思ってみたり
友達は選べても、同僚を選ぶことはできません。
嫌いな人とできるだけ距離を置きたいけど、会社だと避けられない場合もあります。
そこでこの記事では、「人を嫌いになる心理」をくわしく解説します。
他人を嫌いになる心理を知ることで、嫌いな人も受け入れられるようになったり
「自分にはこんな人格があったんだ・・」と、本当の自分を知ることができます。
人を嫌いになる心理
人はみんな他人を通して「自分の中の嫌いな部分」を見ています。
これを「投影」といいます。
他人はあなたの鏡なんです。
例えば、あなたの中に「言い訳はダメ!」というルールがあったとします。
それなのに、隣の同僚はいつも言い訳ばかりで、イライラする。
それは、自分の中の「嫌いな部分」を見せられているからです。
つまり、自分の中の「嫌いな部分」をもっているから嫌いになる。ということです。
さらに、エスカレートすると自分の中のルール(言い訳はダメ)は正しいはずだ!
と正当化するために、他の同僚に確かめようとします。
聞く人によっては、ただの悪口にしか聞こえません。
人の悪口は自己紹介
他人の悪口は、ある意味自分の自己紹介をしているものです。
さきほどの例でいえば、
「○○さんて言い訳ばかりで聞いててイライラするわ」
と言えば、その人は言い訳はダメとう価値観をもっていること。
つまり「私はこんな考えなんです。」と、自己紹介しているようなもの
悪口は全て、自分の嫌いな部分に向かって言っているのと同じ
だから、言えば言うほど自分も従わないといけない
結果的に、自分自身を苦しめることになります。
まさに「言葉はブーメラン」
もし、言い訳する自分が嫌いでなければ、言い訳する同僚のことは気にもなりません。
他人は合わせ鏡
「自分の中にないものは反応できない」ようになっています。
では、嫌いな人がいなくなるのはどうしたらいいのか?
自分を許すことで嫌いな人がいなくなる
自分の中の嫌いな部分も受け入れることで、他人のことが気にならなくなります。
例えば
「○○しなければいけない」
「○○であるべき」など
人は無意識にうちに、たくさんのルールを作っています。
よくヤフーコメントなど見ていると、ありますよね。こういった言葉
「問題を起こしたなら自粛しなければならない」「プロなら○○であるべき」など
特に、芸能人のゴシップ
自分には何の影響もないのに「許せない!」「謝罪しろ」
私はこれだけ厳しいルールの中で我慢して生きているのに・・
と他人にも同じように押し付けようとします。これが批判につながります。
嫌いな人に出会って、ただ嫌いだと思うのではなく
その人のどの部分が嫌いなのか冷静にみてみましょう。
そして、その嫌いな部分をもっている自分を認め、受け入れる
そうすると他人のことも許せるようになっていきます。
自分に厳しい人は、他人にも厳しくなる
というのは、他人を通して自分を見ているからです。
では、嫌いな自分をどう許せばいいのか?
嫌いな自分を受け入れる方法
自分の嫌いな部分がでてきたら「今の私はこんなもの~」と受け入れることです。
つまり、いったん開き直りましょう。
完璧な人間はいません。
不完全が当たり前なんです。
ダメな自分を受け入れたほうがずっと楽に生きられます。
自分を許せたら、他人も許せます。
というか、イチイチ他人のことも気にもなりません。
言い訳ばかりしている同僚の話だって、ただの雑談に変わります。
つまり、誰と話していても心がフラットな状態でいられるようになります。
ただし、あなたの中にある「嫌いな自分(ダメな部分)」を受け入れましょう!とサラッと書きましたが
これが難しいから、悩むわけです。
では、自分の中に嫌いな部分にもちゃんと意味がある
と知ることで、だんだん許せるようになっていきます。
人によっては愛おしいとさえ思えます。
自分の中の嫌いな部分も必要なんです
嫌いな自分(ダメな部分)はあなたが「成長」するために、必要なのです。
先ほどの「言い訳はダメ」の例で説明すると
- 嫌いな人を通して「言い訳する自分が許せない」と気づいた
- 「今の私はこんなもの」といったん受け入れる
- でもこのままではいけないと、意識して変わるようにする
これが成長です。
つまり、人が今より成長するためには「嫌いな部分」も必要だった。ということです。
人は誰でも変わりたいと思うものです。
でも、何をどう変えていいか具体的に分からないですよね。
だから、自分の中にあるダメな自分も適度に働いてくれるおかげで、
どう変わりたいのか?と、本来の目的に気づけます。
大事なのはダメな自分を排除するのではなく、許してあげることです。
今すぐ認められない
そう簡単には受け入れられない
という人は「今の私」と強調してみてください。
「また言い訳してしまった~これが今の私なんだから仕方ないか~」という感じです。
嫌いな人との出会いも、あなたの成長のためだった。
と思えば、嫌いな人も許せるかもしれませんね。
他人を許せるようになると、他人に振り回されなくなっていきます。
以上、人を嫌いになる心理のお話でした。では。
嫌いな人だけでなく、目の前の現実もあなたの心を映しだしている「投影」です。「職場の人間関係が辛い」その現実を作っていたのは自作自演だった?