仕事ができない上司のせいで余計な仕事が増えたり、責任を押し付けられたり
仕事もしないで偉そうにしているだけなのに、上司の方が給料が高いなんて考えたら余計にイライラしますよね。
だからといって上司を辞めさせることも、変えることもできません。
でも、自分自身のことはコントロールできます。
そこでこの記事では
- 仕事ができないのに偉そうな上司の心理
- イライラする根本原因とその解決策
- 仕事できない上司への具体的な対応方法
- 会社には仕事ができない(しない)人がいる「法則」の話
を解説します。
ほんの少し視点を変えるだけで、仕事できない上司へのイライラも減り、あなたは仕事面だけでなく精神面でも成長でき、職場で頼られる存在になっていきます。
なぜ上司は仕事ができないのに偉そうなのか
仕事ができない(しない)上司が偉そうなのは、出世して権力を手に入れたことで「役職に見合った人格」になろうという心理が働くからです。
特にプライドが高い人、劣等感・認めてほしい欲求が強い人におこりやすいです。
仕事ができない上司といっても
・ただ偉そうにしている上司
・責任を押し付ける上司
・言っていることがコロコロ変わる上司
など色々なタイプの上司がいますが「なんで仕事ができない上司が出世できたの?」と思いますよね。
おそらく出世前は、仕事ができた社員だったのかもしれません。
上司になったことで、自由にできると勘違いしている人もいるかもしれません。
でも、しょせん他人の考えていることなんて分かりません。
悩むだけ時間のムダになるだけなので、自分自身の意識を変えてしまったほうがイライラも減り仕事に集中できます。
仕事できない上司にイライラする根本原因
仕事ができない上司にイライラしないためには、まず上司に期待しすぎないことです。
そりゃ上司なんだから、私より仕事ができて当たり前でしょ?
と、誰にでも「理想の上司像」がありますが
その期待が大きければ大きいほど、イライラも増えていき、仕事ができない上司「囚われている状態」になってしまいます。
嫌いな人に囚われたままでは、いつまでもしんどいままです。
詳しくはこちらの記事へ会社に嫌いな人がいて苦痛「嫌いになる心理」を知れば、もう他人に振り回されない
仕事できない上司への対応策
仕事ができない上司と「コミュニケーション」をとってみることです。
実は、コミュニケーション能力が高いと、信頼を得ることもでき、同僚にも影響を与えられる存在へと変わっていきます。
仕事で成功するには
- 専門知識10%
- コミュニケーション能力90%(自分とのコミュニケーションも含む)
といわれるくらい、コミュニケーションスキルはとても重要です。
あなたが今より成長するためには「コミュニケーション」をとってみることです。
そこまでして関係を良くしたいと思わないかもしれませんが
今は「仕事ができない上司」として見ているせいで、悪いところばかりに目がいき「やっぱりこの人はできない人だ」と自分の判断は正しいと、無意識にうちに働いています。
これを確証バイアスといいます。
仮説や信念を検証する際に、それを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと
引用元「ウィキペディア」より
例えば「おばさんになると声が大きくなる」と考えていたら、声の大きいおばさんばかり目につくというものです。
仕事はできないけど、話しやすい人だったなど良い部分を見つけ出すことで、イライラも抑えられます。
お互い見ている現実は違うと理解していれば、相手を尊重することだってできます。詳しくは「人間関係が辛い」その現実を創っていたのは、実は自分自身だった!
もしかしたら、その仕事できない上司が出世できているのも、コミュニケーション能力が高いのかもしれません。
ピンチな状況にこそ、チャンスは隠れています。
このまま上司に期待しすぎてイライラした毎日を過ごすか
それとも自己成長につなげるのか
舵を握っているのは上司ではなく、あなた自身です。
ただし、仕事に直接影響が出る場合は上司の上司に相談するしかありません。
その時は、あなたの感情を話すのではなく、具体的な業務について相談しましょう。
これで仕事できない上司をフォローされて、なんの解決にもならない状況を回避できるでしょう。
仕事しない人がいるその「法則」とは
さいごに、もっと心を軽くするために「仕事ができない人(しない人)」が存在するのは仕方ないと思える法則の話をします。
「パレートの法則」といってビジネスやマーケティング用語に出てきますが
これを人間関係に変えると「働きアリの法則」といわれています。
・働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
・働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。
・よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
・よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
・よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。
・サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。
引用元:Wikipediaの「働きアリの法則」より
というものです。
つまり仕事できない上司がいなくなっても、結局またできない(しない)人は出てきますよ
ってことですね。
仕事できない上司がいなくなって、完璧な上司がきたところで、また仕事をしない社員が生まれ、また気になりはじめます。
だから、仕事ができない上司なんていなくなればいいのに!
って思っていてもそれはムダな時間で、残るのはストレスだけです。
それよりも「この状況にどんな意味があるのか?」と考えて、あなたにとって成長につながる答えを見つけた方がお得ですよね。