他人の言動や行動に対して批判したくなる時ってありますよね。
直接言わなくても、見ているだけでイライラしたり、心がモヤモヤしたり
特に、ネットやSNSだとお互いの顔も知らないもの同士で理性を失い、言いたい放題になってしまうことにも
「所詮は他人だから放っておけばいい」と思いながらも、なぜ気になってしまうのか。
そこでこの記事では、他人を批判したくなる原因を詳しく解説します。
この心理を知ることで、自分が無意識のうちにどんなことに囚われ苦しんでいるのかが分かります。
他人を批判したくなる理由
他人の言動や行動をみて批判したくなるのは、あなた自身がその「批判」に縛られて苦しんでいるからです。
例えば、仕事でミスをして迷惑をかけた同僚がいたとします。
「人に迷惑かけるな!」と批判したくなった人は、自分自身でも「人に迷惑かけてはいけない」という考えに縛られ苦しんでいるということです。
人に迷惑をかけてはいけないのは当たり前でしょ!と思う人もいれば、迷惑かけるのはお互いさまと思う人もいます。
「人に迷惑かけてはいけない」と強く思っている人は
自分がもしミスをして迷惑をかけたときには、自分を責め苦しくなっていきます。
また、正当化するために、誰かのせいにしたり、言い訳をして開き直ってしまったりすることにも。
その反対に、ミスで迷惑をかけたことを批判しない人は、自分自身のミスや迷惑かけたことに苦しむことはありません。
つまり、自分自身で「こうあるべきだ!」と縛られ、苦しんでいる人ほど、他人への批判が多くなってしまうということです。
ちなみに「批判」と「アドバイス」の違いは、例えばミスした同僚に「だったらこうしてみれば?」と意見があればそれはアドバイスになりますが、代替案のない意見は、ただの批判になってしまいます。
他人を批判したくなった時の対処法
他人を批判している人を見ているだけでも、周りはけして良い気分にはなりませんよね。
人の感情にはものすごいエネルギーがあります。
怒っている人がひとりいるだけでも、その場の空気は重くなります。
でも、会社には色々な人がいて、他人を批判したくなることは誰にでもあります。
そこで、もしあなたが誰かを批判したくなった時は、
どんな言動や行動に批判したくなったか?
批判したくなった内容を、具体的な言葉にしてみることで、無意識のうちに縛りつけて苦しんでいることに気づくことができます。
つまり、誰かを批判したくなった時こそが自分のことを知るチャンスです!
自分が今、縛られて苦しんでいることに気づくと、客観的に自分のことが見えるようになり、視野が広がっていきます。
他人を批判してしまう自分がイヤなら、自分を許すことから始めてみましょう。
自分の中にたくさんルールがあってそれに縛られている人ほど
「私はこんなに我慢しているのに!どうしてあなたはそれをするの!」と他人のことばかり気になってしまいます。
でも、縛られて苦しめられていることから解放されていくと、他人のことも気にならなくなっていきます。
他人への批判からどんな人か分かる
同僚や上司、友人などあなたの周りの人が、どんなことに対してどんな風に批判しているか見ることで
どんなルールをもっている人なのか
どんなことを大切にしている人なのか
と見抜くこともでき、コミュニケーションスキルもアップし、あなたは影響力のある人になっていきます。
人を批判する心理が分かれば、色々なことに縛られて苦しんでいる人や、自分を許しながら伸び伸びと生きている人も分かってきます。
あなたにとって魅力ある人ってどんな人ですか?
さいごに
他人を批判ばかりしている人とは距離を置きたくなりますよね。
「私も知らないところで同じように言われているのかな・・」って考えたら怖くもなります。
でも他人を批判する心理を知ったことで、冷静に見ることができ心も軽くなっていきます。
あれはしてはいけない、こうでなければならないなど自分を縛りすぎず、ダメな自分も認め、許して次の改善策を考える
こうすることで人は成長でき、明るい人、楽しそうにしている人のところには、自然と人も集まってくるんじゃないかなって思います。
以上、他人を批判したくなった時こそ今自分が苦しんでいることが分かるという話でした。
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